映画とガガガＳＰとあの頃の僕

ここ最近はレンタル屋でＤＶＤとＣＤを一杯借りてる僕です。皆様アンハッピーですか？

人からのお勧めでリュック・ベッソンの"Leon""Le Grand Blue""Nikita"と立て続けに見て、今はジム・ジャームッシュに挑んでいるところです。ちょうど昨日"Down by law"を見たところです。 あと"Night on the Planet"を借りてるので、今週のどこかのタイミングで見ようかなと。

フランス映画は雰囲気が最高ですね。Leonとか最高でした。古ぼけた町だったり、全体にアンニュイな雰囲気が漂ってる感じですな。ハリウッドのでも中には良い雰囲気のもあるんだけども、大体派手で下品なのが多いっすな。特に大々的にプロモーションされてるものは。

ＶＦＸを多用する代表的なジャンルにＳＦがありますが、僕はＳＦ大好きです。でも映像を見せようとする場面とかはどうでもよかったりするんですね。どっちかといえば攻殻機動隊に代表されるサイバーパンクでの、｢ネットと自分を直接接続しての自己の拡大｣とかの精神世界的な部分とか、誰かとの対話の部分が非常にいいんですな。

僕は銃器類も大好物で、ガンアクションがある映画も好きなんですが、実際度派手にぶっ放してるシーンは別に言うほど好きでもないんです。
むしろ劇中で一発も発砲することが無くてもいいんです。銃って物は視覚的に存在するだけで十分なのです。そんな感じなんです。僕です。




話は変わって、僕チンが中学３年の頃に教えてもらって、曲がりなりにもパンクロックにドッパマリさせられたガガガＳＰが先日地元にやってきまして、およそ１０年越しの想いをこめてライブに参加したのでした。
いやね、うん、最高だった。やっぱ青春時代に聴いた曲ってのは一生好きなんだろうね。参った。
セットリストはガガガＳＰのＢｌｏｇに書いとります。
国道二号線と線香花火と夏の思ひ出をやってくれたから俺としては大満足。国道二号線と線香花火はまぁシングル曲だし定番極だしやるかなと思ってたけど、まさか夏の思ひ出をやるとは思わなかったなぁ。
あと一発目でさみしんぼうをやってるけど、これは尾道だからやったのかね。
つかもう会場の上がりっぷりがハンパ無くて、ダイブはガンガン飛び交うわ、観客はグイグイ前に押しやってくるわで、最前線で見てたから圧死するかと思った。柵があたってた胸の辺りがまだ痛いっす。
曲もほとんどアップテンポなのばかりだったしね。１曲２曲ローな感じのを入れてくれてもよかったなぁと、雪解けとか、文通友達とか。

いや、ライブは怪我してこそ何ぼやね。

つか今日はＳＴＡＮＣＥ　ＰＵＮＫＳとのツーマンだったとか超うらやましいんですが。
たぶん行ったら死ぬけど。

しかしね、ほんと、気持ちが中学、高校に戻りました。
続・京子ちゃんの歌詞　「一瞬でこの僕を思春期に返らせる」　ってやつだな。
高校の頃なんかろくに友達も居ない中、ひたすら一人で音楽を聴いていた訳ですが、なんだかそれがこのライブで救われた気がします。
気づいたらもう１０年経ったんだなぁと、思えば今よりもあの頃のほうが貪欲に好きな物を漁っていた気がします。
昔ガガガＳＰのサイトで、まだＢｌｏｇというものが無かった頃に、Ｖｏのコザック前田が思った事などを文章にして、Ｗｅｂページに載せてる「俺様語録」ってのがあったんだけども、高校の頃は音源が発売されない時期は、それが更新されるのがひたすら楽しみで、まだかまだかとＷｅｂサイトを見てたもんです。それが今は有難くも頻繁に更新されているＢｌｏｇなんてものがあっても、それを見てすらいない訳でして、音楽の趣味の移り変わりとか気持ちの変化とかもあるんだけども、なんだかそれを思うとあの頃の僕に殴られるんじゃないかと、ちょっと思ったりしちゃったり。
僕がパンクロックにはまったきっかけになったＳＴＡＮＣＥ　ＰＵＮＫＳの曲"クソッタレ解放区"の歌詞に「窓の向こうに映っていたあの日の僕がコブシを震わせて」って言うのがあるんだけど、まさかリアルにそんな気分になるとは思わなかった。

でもあの頃の僕本当にゴミだったから別に良いんだけどね。

そういえばガガガＳＰのＢｌｏｇにも書いてるけど、コザック前田がライブのＭＣで「今日のライブは変なムードでなんだかブームの時を思い出す」と言っておりました。ブーム当時金のない高校生で、音源を買うので精一杯で、ライブなんて行けなかった僕は、まるでブームの時にライブを見に来れたようで、本当に本当に嬉しかった。



さてさて、そんな干渉に浸る暇も無くっ！次参戦予定のライブは７月７日の岡山ペパーランド！
お目当てとしてはBLONDnewHALF、Milestone、ロンリー！おいおい、こりゃ行くしかないぜ。
誰か一緒に行く人を探さねばっ！！