BGIPEOの狙いについて

このBlogの更新については僕のTwitterなどにも流れておりますんで、興味ない人には全く邪魔なだけのエントリとなりますがご容赦くださいませ。

以前からサービスを続けているFirefoxのアドオン「BGIPEO」について、まだ狙い通りに機能している訳ではないのですが、サイト上にて色々とアドバイスを下さる方から作者のビジョンを知っておきたいとの意見がありましたので、今回はその狙いに付いてチョロっと書いとこうかなと。

まずこのサービスの狙いは「インターネットにもっと世界観を与えたい」と言うことにあります。

映画やアニメでよく表現される仮想空間としてのネット世界と言うものがありますが、実際のインターネットを見たらそこにあるのは、基本的に平面的なHTMLで表現されたBlogやSNSなどの電子広告/電子新聞でした。
新聞や、その折込広告などに世界観を感じる事が出来るでしょうか？
またこのネットは互いに共通の枠組みを持たず、独立して点在してるのみだったのも世界観を構成するには分離されすぎてるように思いました。つまり同じインターネットで機能していてもfacebookはfacebookのみの世界、mixiはmixiだけの世界となっていることに気づくはずです。

僕はインターネットのチャットにはまっていた時期がありまして、人との会話に多くの時間を費やしていました。そこにはチャットルームと言う小さな世界が出来ていますが、それは結局そのチャットルームのみで構成される空間であって、その外には一切広がらない空間なのです。チャットルームは世界と呼ぶには如何せん小さすぎるのです。

その一方でPCのオンラインゲームに夢中になっていた時期もありまして、やっていた事のある人なら分かると思いますが、PCのオンラインゲームには画面下部にチャットウィンドウが表示されているのです。
オンラインゲームのチャットウィンドウにはポータルでフィールドからフィールドに移動しても、そこには同じログが表示されています。コレによってオンラインゲームは会話というコミュニケーションを得て、より一層広い世界観を築く事が出来ているわけですね。

長々と書きましたが、要するに僕のやりたかった事は「インターネット全体にオンラインゲームのチャットウィンドウを実装したい」と言うことなんです。だから掲示板ではなく、チャットと言う形式を取りました。
さらにオンラインゲームのチャットウィンドウのように開きっぱなしで使えるようにしたかったんです。これがサイドバーにて実装した理由です。本来このBGIPEOはサイドバーで表示しっぱなしで使用するように考えていたのです。この上なく邪魔かもしれませんが・・・
ただ最近のPCは昔と違ってワイド画面になっているので、言うほど邪魔ではないのでは？と個人的には思っています。

あと途中で実装したコール機能ですが、これはやはりユーザの少なさから、ユーザ同士が出会い会話をする状況を増やすために実装しました。
今はもう最新書き込みの一覧をトップページに実装していますが、なぜ最初にそちらを実装しなかったかと言うところにも理由があります。
それはこっそり話をしたいと思っている人も居るのではないかと言う事でした。こっそり話をしているのがトップページに晒し出されて、そこに人がドカドカとやってくる、その状況を良しと思わなかったのです。
でもコレはユーザが増えてから考えれば良い事でしたね。なんとも尚早だったなと反省いたしまして、現在は書き込みの一覧を表示して、よりユーザ同士が出会う必然性を高めています。 新着が見たいというご意見も頂きましたしね。


と、言う事でこれからはまずユーザの獲得を！と言うことで、要望にお答えしつつ、継続して行こうと思う所存です。とりあえず管理人である私はアクティブですし、Twitterなどでも生存確認できると思いますので、早い対応も出来ると思います。
技術が稚拙なので実装など時間が掛かる、または無理な事もあるかもしれませんが・・・
こんな個人の趣味でやってるようなWebサービスですが、どうぞ皆様使って頂ければと思うのです。
どうぞよろしくお願いいたします。